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はるか昔 神はいた 神の名は神王と魔王 光と陰になりて 彼等は世界と人を創った 永き刻 彼等は世界を見ていた 人が世界を破壊する様も 全て見ていた 彼等は人の愚かさに嘆きながらも世界を支えた しかしその辛き時間は終わりを迎える 魔王の怒りと嘆きがその内から溢れ出した 魔王は世界を救いたいが為に人を滅ぼそうとした その為に黒き天使を己が内から創りだした 神王は人への希望を諦められず 魔王をとめようとした その為に白き天使を創りだす 神王と魔王はお互いの想いの為 ぶつかり合う 黒き天使…魔天使を従えし魔王 白き天使…神天使を従えし神王 生命の源たる魂魄を削りあう永き闘いが始まった 哀しい 激しい 闘いは 彼等にとって己が半身との戦い 永き闘い 神の闘い 無限に続くかと思われる闘い だが 終止符はうたれた 最期の闘いを前に神王は己が滅する事を確信し 人の未来を想い 涙する 一粒の涙は蒼き輝きを放つ 蒼き雫は一つの魂魄へと変化し 世界へと吸い込まれた 神王は蒼き魂魄に人の希望を感じた 魔王との決着の後を想い 神王は神天使に後を信託した 魔王もまた神王との最後の闘い そしてその後を想い 魔天使に人の消滅を望み 託した 彼等は其々の想いと共に己らの破片たる天使を睡らせた そして 神王と魔王の最期の闘いが始まった 永い……永い……それでいて閃光のような瞬間の闘い 死力を尽くした闘いは双方の瞑りによって終焉を迎えた 二度と醒める事の無い瞑目 神は滅した 闘いが在ったという痕も 神がいたという真実も残さずに・・・ |